レース展望
スポーツ報知杯争奪戦(2024/12/08〜2024/12/14)
ボートレース徳山では12月8日〜14日まで「スポーツ報知杯争奪戦」が開催される。7日間のロングシリーズにA1勢からは原田篤志(山口)、長尾章平(山口)、有賀達也(埼玉)、大須賀友(愛知)、権藤俊光(大阪)、野中一平(愛知)が参戦。長丁場の戦いを制するのは誰になるのか。
シリーズを引っ張りたいのは地元A1の原田篤志と長尾章平だ。原田は8月の宮島戦で負傷して心配されたが、約1カ月間の欠場を経て9月の徳山周年で復帰すると、予選14位に入って準優出を果たす活躍。元気な姿でファンを安堵させた。その後も10月の下関戦で優出5着に入るなど近況リズムは上々。今節は徳山3回目の優勝へ期待が高まる。
長尾は前々期に勝率6.45で9期ぶりのA1級復帰を果たし、前期も勝率6.53でA1級キープに成功。今期に入っても11月の戸田戦で優出5着に入るなど充実の戦いぶりが続いている。12月24日に40歳の誕生日を迎える長尾が、30代最後の地元戦で当地4回目の優勝を狙う。
遠征勢では権藤俊光に注目したい。前期勝率7.09は今節出場メンバーのなかでただ一人の7点台だ。前期は14節走って7優出2Vをマークする暴れっぷり。7月のG2江戸川MB大賞では優勝戦1号艇(3着)に乗り、10月のG3桐生企業杯では2・1・1・1・1・1・1・3・1・1着の凄まじいピンラッシュで優勝を飾るなど印象的な活躍が多かった。徳山は通算2優出0Vでまだ優勝がないだけに、当地初Vをめざしたい今節だ。権藤はシリーズ3日目の12月10日が38歳の誕生日。バースデイシリーズを優勝で祝いたい。
野中一平も楽しみだ。今年ここまで11優出3Vをマーク。1月の常滑戦、8月の尼崎戦、10月の下関戦と優勝を重ねてきた。持ち味はなんといってもスタート力。今年の平均STはコンマ11という早さだ。徳山でも鋭いスリットでV争いを沸かせるのか。
その他では今年10優出1Vとコンスタントな活躍光る有賀達也や、昨年7月の徳山戦で優勝している大須賀友らも見逃せない存在。またA1勢以外にも9月の桐生ヤングダービーで優出2着の大活躍を見せた川原祐明(香川)や、来期A1級昇格を決めた鈴木博(埼玉)、池田雄祐(愛知)、本多宏和(愛知)、5月の蒲郡戦でデビュー初Vを飾った寺島吉彦(東京)、今年2Vをマークしている中越博紀(香川)と竹下大樹(福岡)、6月の芦屋戦で約2年1カ月ぶりの優勝を手にした渡邉睦広(東京)など目が離せない選手がそろっている。
(データはすべて11月14日現在。カッコ内は所属支部)
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