ボートレース徳山では2月28日から3月6日の月またぎで「中日スポーツ杯争奪戦」が開催される。7日間のロングシリーズにA1勢からは山一鉄也（福岡）、明石正之（兵庫）、別府昌樹（広島）、江夏満（福岡）、郷原章平（福岡）、河野大（徳島）、柴田直哉（福岡）が参戦。1週間の長い戦いを制すのは誰になるのか。
V争いの軸に名乗りをあげるのは江夏満だろう。徳山は通算10優出4Vを誇る好相性水面。07年新鋭リーグで当地初Vを飾り、16～17年にかけては当地3節連続Vをマークしたこともある。徳山前走となる昨年6月の「レノファ山口カップ」でも優出4着の活躍を見せていた。今節は当地2節連続優出と当地5回目の優勝を目指す戦いだ。また近況リズムも上々で、今期勝率7.07は今節出場メンバーのなかでトップの数字。1月の福岡正月レースでさっそく今年初Vを飾るなど好調ムードだ。V戦線を独走する可能性も十分だろう。
山一鉄也も楽しみだ。前期勝率6.20をマークして2期ぶりにA1級へ復帰。前期9本のまくりを決めるなど、54歳となった今なお持ち前の速攻力は健在そのものだ。徳山ではこれまで9回の優出歴を持つが意外にもまだ優勝はゼロ。当地初Vを狙いたい今節だ。
郷原章平も侮れない。昨年11月の福岡戦で約3年1カ月ぶりとなる久々の優勝をマーク。勢いに乗っている近況だ。持ち味は内寄りでの強さで、イン1着率は前期が88％、今期は現在73％という高さ。鉄壁のイン戦を武器にポイントを稼いで勝ち上がってくるのか。
福岡勢には柴田直哉もいる。前期に勝率6.29をマークし、B1級からA1級へ一気に飛び級昇格。A2級を一度も経験せずにトップランクへ駆け上がってきた。センター戦に定評があり、今期は3コース1着率27％、4コース1着率29％という高い数字。中枠で見せ場を作るのか注目だ。
その他では徳山8優出2Vの実績がある別府昌樹や、前期勝率6.29でA1級昇格を果たした河野大、今年1月の徳山戦「KRY山口放送杯争奪戦」で優出5着の活躍を見せたばかりの明石正之らがV争いに加わってきそう。またA1勢以外にもSGタイトルホルダーの烏野賢太（徳島）と山本浩次（岡山）や、徳山3Vの実績を持つ柏野幸二（岡山）と岸本隆（岡山）、今期勝率6.55と好調な岡祐臣（三重）など楽しみなメンバーが揃っている。


（データはすべて2月10日現在。カッコ内は所属支部）

山口62期の藤本佳史が近況好調だ。今期に入ってすでに優出3回をマークする充実ぶり。昨年11月の徳山戦「BTS呉開設29周年」で優出5着、昨年12月の尼崎戦で優出6着、今年1月の芦屋戦で優出5着とコンスタントに優出を重ねている。
15年前期を最後にA1級から遠ざかっており、現在7期連続A2級となっている藤本だが、今期勝率は現在5.96でA1級復帰を狙えそうな状況。この地元徳山戦「中日スポーツ杯争奪戦」でさらなる勝率アップを目指したいところだ。


（データはすべて2月10日現在）