ボートレース徳山では9月7日～11日まで「KRY山口放送杯争奪戦」が開催される。5日間シリーズの男女混合戦にA1勢からは湯川浩司（大阪）、森定晃史（岡山）、今井貴士（福岡）、秋元哲（埼玉）、岡村慶太（福岡）、渡邉雄朗（東京）、井上忠政（大阪）、西橋奈未（福井）、井本昌也（山口）が参戦。勢いのある選手がそろっており激戦は必至だ。
V争いの軸を担うのは湯川浩司か。今年の湯川は1月のG2江戸川MB大賞と3月のG1江戸川周年で優勝するなど9優出3Vをマークする活躍ぶり。賞金ランキング25位につけており、11年ぶりのグランプリ出場が十分狙える位置だ。徳山では15年にG2MB大賞で優勝した経験を持ち、当地通算6優出2Vと水面相性良好。今節も貫禄の走りでシリーズを引っ張るのか。
岡村慶太も見逃せない。徳山6優出1Vの実績があり、7月の当地一般戦で優出3着に入ったばかりだ。岡村は今期に入って9節走って7優出2Vと近況好調。今期1コース1着率96％（23戦22勝）という内寄りでの圧倒的な強さを武器に優出ラッシュを見せている。今節も隙のない走りで勝ち上がってきそうだ。
井上忠政も侮れない。今年9優出4Vという充実ぶり。2月の児島ルーキーシリーズ、7月の住之江G3企業杯、7月の福岡戦、8月の下関戦と優勝を重ねている。10月のボートレースダービーでSG初出場を果たすことも決まり、今後ますます注目度が上がってきそうだ。井上は若手屈指の速攻力が魅力。今節もV争いをかき回す可能性大だろう。
地元のエース格は井本昌也だ。前期勝率6.33で2期ぶりにA1級へ復帰。今期に入っても勝率6.30とリズム上々で、6月の唐津ウエスタンヤングで優出5着に入るなど活躍を光っている。なお井本と井上はこの翌節にヤングダービーを控えており、ここで調子をさらに上げておきたいところだ。
その他では今年8優出3Vと好調な渡邉雄朗や、徳山8優出1Vの実績がある今井貴士、前期勝率6.86で2期ぶりのA1級復帰を果たした森定晃史、最近5節で3優出とリズムを上げてきた秋元哲らもV候補の一角だろう。
女子レーサーも楽しみだ。SGボートレースメモリアルから転戦してくる西橋奈未をはじめ、8月の丸亀ヴィーナスシリーズでデビュー初Vを飾った森下愛梨（静岡）、若手注目株の上田紗奈（大阪）と刑部亜里紗（静岡）らの活躍に期待したい。


（データはすべて8月21日現在。カッコ内は所属支部）