ボートレース徳山では7月23日～28日までG3企業杯「サッポロビールカップ」が開催される。A1勢からは田頭実（福岡）、徳増秀樹（静岡）、山本修一（岡山）、岡祐臣（三重）、杉山裕也（愛知）、西野翔太（広島）、和田兼輔（兵庫）、前田将太（福岡）、上條嘉嗣（大阪）、佐藤博亮（愛知）、豊田健士郎（三重）、佐々木完太（山口）の12人が出場予定。ハイレベルなG3レースとなりそうだ。
V候補の筆頭格は前田将太か。前期勝率7.45は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。今年9優出2Vをマークしており、5月のG2平和島MB大賞で優出4着、6月のG1戸田周年で優出4着に入るなど記念戦線でも活躍。賞金ランキング26位でグランプリ初出場が十分狙える位置だ。徳山は通算8優出3Vと相性申し分なし。当地前走となる昨年11月の「にっぽん未来プロジェクト競走in徳山」で優勝している。今節は徳山2節連続Vをめざす戦いに注目だ。
対抗一番手は豊田健士郎か。今年7優出6Vという破竹の優勝ラッシュ。5～6月には唐津一般戦、多摩川一般戦、びわこイースタンヤングで3節連続Vを飾るなど近況絶好調だ。徳山は過去4節しか出場歴がないこともあってまだ当地優出ゼロ。今節は徳山初優出、初Vと階段を駆け上がりたい。
徳増秀樹も楽しみだ。6月の尼崎SGグランドチャンピオンで予選トップ通過の大暴れ。準優1号艇で無念の4着に終わって優出は逃したが、底力を見せつける一節になった。近況リズム上々なだけに、15年2月の一般戦以来となる徳山2回目の優勝を狙いたい。
地元のエースを担うのは佐々木完太だ。前期勝率7.16は前田に次ぐ2位の数字。今年7優出2Vと好リズムをキープしている。徳山では昨年9月の一般戦で優勝するなど通算3優出1Vの実績。当地2回目の優勝をめざす。また佐々木はSGボートレースダービーの選考勝率（選考締切は7月31日）が現在7.19で48位あたり。勝負駆けも注目になりそうだ。
その他にも徳山12優出4Vを誇る田頭実や、徳山前走となる1月の「スポーツニッポン杯争奪戦」でオール3連対Vを飾っている山本修一、3月の江戸川周年で優勝戦1号艇（3着）に乗った杉山裕也、徳山2Vをマークしている西野翔太、3月の下関戦で約2年9カ月ぶりの優勝を飾った岡祐臣、今年8優出2Vと好調な上條嘉嗣、4月の住之江戦で優勝している佐藤博亮、前期勝率6.27で2期ぶりのA1級復帰を果たした和田兼輔など強豪がズラリ。G3タイトルをかけた熾烈な戦いとなりそうだ。


（データはすべて7月7日現在。カッコ内は所属支部）

愛知78期の川上聡介が近況好調だ。現在10期連続でB1級の川上だが、今期に入って勝率6.69とリズム急上昇。久々のA級復帰が射程圏に入っている。近況の川上はアウトからの好走を連発しており、5月の浜名湖戦で5コースまくり差し、6月の津マスターズリーグで5コースまくり差しを決め、7月の蒲郡戦では6コースまくり差しで3連単11万舟の超高配当も提供している。今節も外枠でどんな走りを見せるのか楽しみだ。
徳山では通算4優出の実績があり、当地前走となる22年11月の一般戦では優出6着に入っている。徳山2節連続優出をめざす戦いに注目したい。


（データはすべて7月7日現在）