若武者たちの祭典だ。ボートレース徳山では7月22日から「スカパー！・JLC杯 徳山ルーキーシリーズ第12戦」が開催される。A1勢からは中村泰平（愛知）、新開航（福岡）、黒野元基（愛知）が参戦。その他にも溝口海義也（福岡）、井本昌也（山口）、中村日向（香川）、末永和也（佐賀）など将来有望な若手が揃い、フレッシュなバトルを繰り広げる。
V候補の筆頭格は118期の新開航で間違いないだろう。前期勝率7.35は今節出場メンバーの中で断トツの数字だ。今年すでに8優出6Vをマークするなど大ブレイク中。1月の戸田ルーキーシリーズ、2月の尼崎一般戦、3月の平和島ルーキーシリーズ、4月の唐津一般戦、5月の児島レディースVSルーキーズバトル、6月の若松一般戦とここまで毎月優勝を飾っている状態だ。今年1コース1着率91％というインでの鉄壁ぶりに加え、2･3コースからのまくりで白星を量産。手がつけられない強さを見せている。徳山は過去6節走って1優出0Vという成績。当地初Vを手にするのか注目だ。
対抗一番手は117期の中村泰平か。20年に徳山企業杯「G3サッポロビールカップ」で優勝したのが記憶に新しいところ。今節出場メンバーで徳山V歴を持つのは中村だけだ。近況の中村は5月の蒲郡GWレースで優出3着、6月の津G3イースタンヤングで優出3着に入るなどリズム上々。徳山2回目の優勝を狙う戦いに注目したい。
119期の黒野元基も近況好調だ。6月初旬の桐生戦で今年初Vを飾ると、6月下旬の児島ルーキーシリーズではオール3連対Vの圧勝劇。今年6優出2Vと充実した走りを見せている。徳山は過去6節走って優出ゼロなだけに、まずは当地初優出が最低限のノルマとなってきそうだ。


（データはすべて6月30日現在。カッコ内は所属支部）

山口120期の井本昌也は前期勝率5.83の自己ベストをマーク。17年5月のデビューから10期目で待望のA2級初昇格を果たした。ボートレーサー養成所時代にリーグ戦勝率6.92の好成績を残していた逸材が、いよいよその才能を開花させつつある。
井本は通算6優出をマークしているが、徳山ではまだ優出ゼロ。当地前走となる5月の「九州スポーツ杯争奪戦」では3日目まで3･1･3･2･1着のオール3連対でV争いを沸かせたが、4日目に6･3着と崩れたのが響いて準優4号艇となり、5着に終わって優出を逃す悔しい思いを味わっている。今節こそ徳山初優出を果たしたいところだ。


（データはすべて6月30日現在）