ボートレース徳山のお盆レース「黒神杯争奪戦」が8月8日から開催される。地元の山口支部から寺田祥、谷村一哉、原田篤志、吉村正明、大峯豊、竹田辰也、森野正弘らが参戦。男女混合の6日間シリーズで覇権を争う。
寺田祥は約10カ月ぶりの徳山登場。4月の徳山GWレースをケガのため欠場したこともあり、これが今年初の当地参戦になる。徳山前走となる昨年10月の「BOATBoy CUP」では10戦9勝の準パーフェクトVを飾っており、当地2節連続Vなるか注目だ。近況の寺田はリズムいまひとつで、6月のSGグランドチャンピオンは病気のため2日目で帰郷、7月のSGオーシャンカップも私傷病のため3日目で帰郷という不本意な結果に。賞金ランキングも22位まで下がってきており、グランプリ出場へ黄信号が灯り始めてきた。この徳山お盆レースの翌節には浜名湖でのSGボートレースメモリアルを控えており、地元でリズムを取り戻してSGへ向かいたいところだ。
谷村一哉は7月のびわこ戦でオール3連対Vを飾って待望の今年初優勝をマーク。その前節の丸亀戦でも優勝戦1号艇（2着）に乗るなど、夏場に入ってリズムを上げてきているだけに楽しみな存在だ。昨年の徳山お盆レースは優出2着だっただけに今年は頂点を狙いたい。
原田篤志はこの翌節がSGボートレースメモリアル。1年ぶりのSG参戦を控えている。今年の原田は優出7回とコンスタントな活躍を見せているもののまだ優勝はゼロ。ここで今年初Vを飾ってリズム良くSGに臨みたい。
森野正弘は雪辱戦だ。4月の徳山GWレースで優勝戦1号艇に乗るも、イン逃げならず6着大敗。優勝を取り逃がす悔しい結果になった。今度こそ地元の強豪たちを打ち破って頂点に立ちたい。
その他では7月の徳山戦「住信SBIネット銀行賞」で優出4着に入ったばかりの吉村正明や、13年と19年に徳山お盆レースで優勝している大峯豊、徳山最近5節で4優出2Vと好走が続いている竹田辰也らがV候補に名乗り。また遠征勢の森貴洋（大阪）、田中和也（大阪）、鶴本崇文（大阪）らもV争いに加わってきそうだ。


（データはすべて7月23日現在。カッコ内は所属支部）

山口101期の末永祐輝が近況好リズムだ。7月の尼崎戦でオール2連対Vを飾るなど、今期7節走って4優出1Vの活躍。今期勝率6.45をマークしている。前期に勝率6.21であと0.01届かずA1級復帰を逃す悔しい思いをした末永だが、今期は3期ぶりのA1級返り咲きに向けて順調な滑り出しだ。
末永は今年4月の徳山GWレースでオール3連対Vを飾って当地初優勝を果たしたばかり。今節は徳山2節連続Vを目指してどんな走りを見せるのか注目したい。


（データはすべて7月23日現在）