ボートレース徳山では10月23日から「デイリースポーツ杯争奪戦」が開催される。男女混合の6日間シリーズにA1勢からは佐藤大介（愛知）、深井利寿（滋賀）、寺田祥（山口）、前野竜一（山口）、吉田俊彦（兵庫））、鶴本崇文（大阪）、船岡洋一郎（広島）、中村晃朋（香川）、西野雄貴（徳島）、村松修二（広島）が参戦。好メンバー揃ってハイレベルな戦いとなりそうだ。
V候補の筆頭格はもちろん寺田祥。記念戦線の合間をぬって参戦する。寺田は徳山通算21Vを誇り、17年は当地2V、18年は当地2V、19年は当地2V、20年は当地3V、21年は当地2Vと、ここ5年続けて徳山で複数回の優勝を飾ってきたが、今年は当地出場2節でまだ優勝なし。8月の徳山お盆レースでは優勝戦1号艇に乗るも2着に敗れ、9月のG1徳山周年では予選40位と不本意な結果に終わっている。昨年10月の「BTS徳山開設12周年記念」以来となる約1年ぶりの徳山優勝へ。寺田の勇姿を地元ファンは待っている。
強力なライバルとなるのは船岡洋一郎と村松修二の広島支部勢か。船岡は4月の宮島周年でG1初Vを飾るなど今年8優出2Vをマークする充実ぶり。徳山では12年新鋭王座で優出3着に入るなど当地4優出の実績がある。村松は5月の宮島ボートレースオールスターでSG初優出を飾るなど今年7優出1Vの活躍。徳山では6優出1Vをマークしており、今年4月の一般戦で優出3着、今年6月のG3企業杯で優出2着と現在当地2節連続優出中だ。2人揃ってV争いに加わってくる可能性が高いだろう。
近況好リズムなのは吉田俊彦だ。今期15節走って9優出4Vと絶好調。今期勝率7.56は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。勢いに乗っている吉田が03年1月の徳山一般戦以来となる当地2回目の優勝を狙う。
その他にも今年15優出2Vと大暴れ中の中村晃朋や、徳山3回目の優勝を狙う地元の前野竜一、今期勝率7.30のハイアベレージを残している佐藤大介、徳山2節連続優出を目指す深井利寿、今期6優出1Vと好調な西野雄貴、8月の徳山お盆レースで優出6着に入った鶴本崇文ら注目選手が多数。A1勢以外では徳山4Vの実績がある北川幸典（広島）や、今期勝率6.56でA1級復帰が濃厚な村岡賢人（岡山）らが楽しみだ。


（データはすべて10月4日現在。カッコ内は所属支部）

山口127期の清水愛海が早くも才能を開花させ始めた。9月の江戸川オールレディースでデビュー初優出（5着）を飾ると、その2節後の蒲郡ヴィーナスシリーズでも優出して2着に入る活躍。蒲郡優勝戦は3コースまくり差しで一旦は先頭に立つも、2マークで田口節子に競り負けての2着という内容だった。今期勝率も5.63まで上がってA2級初昇格が射程圏。127期養成所チャンプの底力を見せている。
清水はこれまで徳山を4節走っているが準優出ゼロ。すべて男女混合戦だったこともあるがまだ当地では思うような結果を残せていない。今節はまず徳山初準優出を目指したいところ。今の勢いなら地元初優出も夢ではないだろう。


（データはすべて10月4日現在）