ボートレース徳山では1月25日から「くだまつ健康パーク杯争奪戦」が開催される。4日間シリーズの男女混合戦にA1勢からは今村暢孝（福岡）、中辻博訓（福井）、岩崎正哉（福岡）、白井英治（山口）、堀之内紀代子（岡山）、金田幸子（岡山）、高橋正男（兵庫）、渡邊雄一郎（大阪）が参戦。見応えある短期決戦となりそうだ。
V候補の筆頭はもちろん地元の白井英治だ。年末年始に開催された徳山正月レースで1･1･2･1･1･1･1･2･1･1着のオール2連対Vを飾り、逆転で22年賞金王に輝いたのが記憶に新しいところ。あれから約3週間での徳山再登場になる。白井は昨年9月のG1徳山周年でも優勝しており当地2節連続V中。今回も格の違いを見せつけて徳山3節連続優勝を果たすのか注目だ。
対抗一番手は中辻博訓か。前期に7.42という自己ベストの勝率をマーク。これは今節出場メンバーでは白井の7.68に次ぐ2位の数字だ。前期イン1着率90％という内寄りでの強さに加え、前期3コース1着率44％、前期4コース1着率33％とセンター戦のキレ味も抜群。48歳となった今なお進化を続けている驚異のベテランだ。徳山では2回のV歴があり当地相性良好。縦横無尽の走りに期待したい。
その他では01年徳山周年で優勝するなど当地5Vの実績がある今村暢孝や、昨年11月の徳山戦「BTS徳山開設13周年記念」で優勝戦1号艇に乗ったばかりの高橋正男、今期すでに3優出と近況好調な渡邊雄一郎、昨年12月の徳山戦「スポーツニッポン杯争奪戦」で準優3着に終わった借りを返したい岩崎正哉らがV争いを賑わせそうな存在。女子では昨年クイーンズクライマックスに出場した堀之内紀代子と、徳山2Vの実績がある金田幸子の岡山A1コンビや、女子屈指の速攻力を持つ清埜翔子（埼玉）、女子トップクラスのスタート力が武器の中村かなえ（東京）らが見逃せない。
A2勢では永田啓二（福岡）に注目だ。前期出走回数不足でA2級降格となってしまったが、今期すでに2Vをマークするなど近況好リズム。昨年11月の芦屋戦では節間8勝のピンラッシュで優勝し、昨年12月の宮島戦では豪快な3コースまくりを決めて栄冠を手にしている。徳山も2節連続優出中と好相性なだけに楽しみな存在となってきそうだ。


（データはすべて1月6日現在。カッコ内は所属支部）

山口126期の島川海輝が昨年12月の児島戦で魅せた。予選を6･3･3･2･1･2着で突破してデビュー初準優出を飾ると、準優では4コースから鋭く差して2着に入線。道中では菊地孝平との熾烈な2番手争いとなったが、SG5冠の強敵を競り落としてデビュー初優出を手にしてみせた。優勝戦は4号艇で2着に終わってデビュー初Vこそ逃したが、鮮烈なインパクトを与える一節になった。
島川はボートレーサー養成所時代にリーグ戦勝率6.47の好成績を残し、修了記念レースでも優出している注目株。その才能を徐々に開花させ始めている。19歳の新星が今後ますます注目度を上げてきそうだ。


（データはすべて1月6日現在）