ボートレース徳山では2月21日から「周南工場夜景カップ 本命バトル」が開催される。A1級が9人、A2級が0人、B級が36人というメンバー構成。「本命」を担うA1勢は三角哲男（東京）、仲口博崇（愛知）、一瀬明（東京）、坪井康晴（静岡）、伊藤将吉（静岡）、東本勝利（三重）、益田啓司（福岡）、青木玄太（滋賀）、永井彪也（東京）が登場する。
V候補の筆頭格は坪井康晴で間違いないだろう。06年にG1徳山周年で優勝するなど当地通算9優出4Vという抜群の実績。徳山前走となる昨年9月の「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」でも1･2･2･3･1･1･1･3･1･1着と圧倒的な強さを見せてオール3連対Vを飾ったばかりだ。今節も好相性の徳山で他を寄せ付けない走りを披露するのか。近況リズムも上々で、今期勝率7.65は今節出場メンバーのなかで断トツの数字。格上の走りでV争いを引っ張りそうだ。
対抗一番手には永井彪也を挙げたい。昨年は記念優出ゼロと苦しいシーズンを過ごした永井だが、近況徐々にリズムを取り戻してきた印象。昨年12月の唐津戦でオール2連対Vを飾り、今年1月の平和島正月レースでも優出するなど随所で好走を見せている。東都期待の星が今年は再躍進するはずだ。徳山は過去4節走って1優出と相性まずまず。今年1月にG2徳山MB大賞を走ったばかりで2カ月連続の当地参戦になる。調整面で優位に立ってシリーズ序盤から突っ走りたい。
益田啓司も楽しみだ。1～2月の月またぎで徳山の「ニッカン・コム杯争奪戦」を走ったばかり。準優6着で優出こそ逃したが、予選4位に入る活躍を見せていた。徳山は通算8優出1Vと相性良好の水面だけに、今節もV争いを賑わす可能性大だろう。
その他では05年にG1徳山周年で優勝するなど当地4Vを誇る仲口博崇や、今年すでに2優出と近況好調な三角哲男、徳山3節連続優出中の伊藤将吉、今期勝率6.93と好リズムの青木玄太、昨年9月のG1徳山周年で予選11位に入る好走を見せた東本勝利、1月の多摩川戦で約1年4カ月ぶりの優勝を飾った一瀬明らに注目したいところ。強力A1勢がB級勢の挑戦を跳ね返す一節となるのか。


（データはすべて2月6日現在。カッコ内は所属支部）

山口90期の木場雄二郎は前々期に勝率5.85をマークして16期ぶりにA2級へ復帰。しかし前期は勝率4.98と苦しんでB1級へ逆戻りとなってしまった。苦戦した大きな要因はイン戦だ。前々期はイン1着率72％の好成績だったが、前期は42％まで急落。1号艇での不振が勝率ダウンに直結する格好となった。
そんな木場だが今期に入ってからインは13走して1着11本（1着率85％）、2着2本（2連対率100％）と完全に復調。A2級復帰に向けて準備は整っている。徳山は最近5節で2優出と結果を残している水面だけに、今節は勝率アップを狙いたい一節になる。


（データはすべて2月6日現在）