徳山のゴールデンウイークレース「レノファ山口カップ」が4月28日～5月3日の月またぎで開催される。地元山口支部から白井英治、谷村一哉、吉村正明、大峯豊、竹田辰也、森永隆らが参戦。遠征勢からも上平真二（広島）など楽しみなメンバーが登場する。
V候補の筆頭はもちろん白井英治だ。今期勝率8.82は全選手のなかで断トツの数字（2位は毒島誠で8.47）。14期ぶり3回目の期間勝率ナンバーワンをほぼ確実にしている。白井は現在記念レース出場停止中で一般戦回りが続いているが、今年11節走って10優出5Vという圧倒的な成績。格上の走りで期待に応えるレースが続いている。徳山は現在3節連続優勝中で、昨年9月のG1徳山周年で優勝したのを皮切りに、今年1月の徳山正月レースでオール2連対V、今年1月の徳山一般戦で準パーフェクトVとケタ違いの強さを見せている。今節も白井らしい走りを見せて当地4節連続25回目の優勝を飾るのか注目だ。
対抗一番手には大峯豊の名が挙がる。今期勝率7.34は今節出場メンバーのなかで白井に次ぐ2位の数字だ。今年1月の徳山正月レースでは白井とシリーズリーダー争いを演じて優勝戦2号艇に乗ったが、6着に終わる悔しい結末だった。今度こそ白井を破って徳山9回目の優勝をつかみたい。
竹田辰也も楽しみだ。今年1月のG2徳山MB大賞で優出2着に入る活躍を見せ、今年3月の徳山一般戦では当地3回目の優勝をマーク。近況徳山で好走が続いているだけに目が離せない。竹田は現在A2級だが、今期勝率6.81でA1級復帰が当確の状態。勢いに乗っているだけにV争いをかきまわす存在となっても不思議ではないだろう。
地元勢の争いに割って入りそうなのは上平真二だ。昨年マスターズチャンピオンでG1初Vを飾り、SG戦線でもグラチャンとダービーで優出するなど大活躍した上平は、今年に入っても2月の中国地区選で優勝戦1号艇（2着）に乗るなど好調をキープ。名人の肩書きにふさわしい戦いぶりを続けている。徳山は通算4Vの実績がある水面。このGWレースは完全アウェーの戦いになるが、地元勢を打ち破る可能性十分だろう。


（データはすべて4月11日現在。カッコ内は所属支部）

山口98期の大田直弥は今年1月の徳山正月レースで優出5着に入る好走。大田にとっては18年の正月レース以来となる約5年ぶりの徳山優出だった。そして活躍はこれにとどまらず、今年4月の徳山戦「山口新聞社杯争奪戦」でもV争いを沸かせて優勝戦に進出（5着）。現在徳山2節連続優出中だ。
大田は前期勝率5.20でB1級降格を喫したが、今期は勝率5.76とリズムを取り戻してA2級復帰が濃厚。好調ムードで迎える徳山GWレースでどんな走りを見せるのか楽しみだ。


（データはすべて4月11日現在）