ボートレース徳山では5月7日から「住信SBIネット銀行賞」が開催される。A1勢からは守田俊介（滋賀）、大澤普司（群馬）、君島秀三（滋賀）、久田敏之（群馬）、松村敏（福岡）、青木玄太（滋賀）、岡村慶太（福岡）、金児隆太（群馬）が参戦。好メンバーがそろって熾烈な5日間の戦いとなりそうだ。
V争いの軸は守田俊介だろう。徳山では通算5Vという断トツの実績。当地最近4節の成績は、19年2月の一般戦で優勝、19年6月の男女ダブル戦で優出6着、20年3月の一般戦で優勝、20年6月の一般戦で優勝となっており、現在当地では4節連続優出中・2節連続優勝中だ。今節も他を寄せ付けない走りで優勝争いをリードしたいところ。この翌節にはSGボートレースオールスターも控えているだけにリズムを上げる一節にしたい。
対抗一番手は久田敏之か。今年の勝率7.70は今節出場メンバーのなかでトップの数字。今年8節走って6優出1Vをマークしており、4月の津周年で優出4着に入るなど記念戦線でも存在感を見せている。徳山も通算3Vと実績十分の水面。必ずV争いに加わってくるだろう。
松村敏は雪辱戦だ。今年3月の徳山戦「防長交通杯争奪戦」で予選をトップ通過して優勝戦1号艇に乗るも、竹田辰也の3コースまくり差しに屈して無念のイン戦2着。3･1･1･1･2･1･3･3･1･2着と節間オール3連対の快走を見せたが優勝は取り逃がした。今度こそ10年4月の一般戦以来となる徳山2回目の優勝をつかみたい。
青木玄太は徳山通算6優出1V。その1Vというのが他ならぬ20年11月の「住信SBIネット銀行賞」で、1･3･3･1･1･1･1･3･1･1着のオール3連対Vという圧倒的な勝ちっぷりだった。縁のある大会で当地2回目の優勝を狙いたい今節だ。
その他では2月の唐津戦で優勝するなど好調な岡村慶太、徳山V歴を持つ大澤普司や君島秀三らに注目したいところ。A1勢以外では伸び型仕上げのまくり速攻で名を馳せる藤山翔大（大阪）や、徳山4Vを誇る三嶌誠司（香川）、2月の常滑戦でデビュー初Vを飾った原田才一郎（福岡）、今年4優出とリズムを取り戻してきた片橋幸貴（滋賀）、22年1月の徳山戦「住信SBIネット銀行賞」で優勝戦1号艇（2着）に乗った宮崎奨（香川）らが楽しみだ。


（データはすべて4月18日現在。カッコ内は所属支部）

山口93期の武重雄介にとって徳山の「住信SBIネット銀行賞」は思い出のタイトルだ。22年1月に行われたこの大会で、3･2･2･2･4･1･1･1･1･1･1･1着という道中7連勝の快進撃を披露。優勝戦で3コースまくり差しを決め、悲願の徳山初Vを飾ったのが記憶に新しい。今節も縁深いこの大会で大暴れしたいところだ。
武重は前期（23年後期級別審査期間）に手痛いF2を喫してしまい、勝率4点台まで成績が落ち込んで7月からB1級に降格することが確実。苦しい戦いを強いられている近況だ。しかし5月から新期に切り替わってF2の重荷はなくなる。心機一転で再浮上を狙いたい。


（データはすべて4月18日現在）