女子レーサーたちが集結だ。ボートレース徳山では5月17日から「西部記者クラブ杯争奪 G3徳山オールレディース」が開催される。A1勢からは岩崎芳美（徳島）、香川素子（滋賀）、長嶋万記（静岡）、今井裕梨（群馬）、落合直子（大阪）、原田佑実（大阪）、川野芽唯（福岡）が参戦。その他にも大瀧明日香（愛知）、小野生奈（福岡）、今井美亜（福井）、清埜翔子（埼玉）、清水愛海（山口）など好メンバーがそろう楽しみなシリーズだ。
V候補の筆頭は長嶋万記だろう。今年8節走って7優出4Vと絶好調モード。2月の蒲郡G2レディースオールスターで悲願の記念初Vを飾るなど勢いに乗っている近況だ。徳山は通算6優出1Vと相性良好で、15年に男女混合戦で優勝した実績がある。当地参戦は19年クイーンズクライマックス以来で約3年5カ月ぶりと久々だが、勢いを見せつける一節となるのか。
対抗一番手には小野生奈を挙げたい。昨年2月から長期欠場に入っていたが、約1年1カ月間のブランクを経て今年3月にカムバック。復帰初戦の若松一般戦で1･2･2･1･3･3･2･1着といきなり節間オール3連対の快走を見せると、復帰2節目の福岡ヴィーナスシリーズでは予選3位通過で優出5着に入るなど、さっそく全開モードで活躍を演じている。徳山では通算5優出2Vの実績を持ち、15年一般戦と19年ヴィーナスシリーズでV歴。優勝争いを沸かせる可能性大だろう。
雪辱を期すのは原田佑実だ。今年1月の徳山オールレディースに出場し、予選を2･3･1･2･2･3･1着のオール3連対でトップ通過する大活躍。準優でイン逃げを決めてV王手かと思われた。しかし準優で待機行動違反があったため無念の賞典除外に。優出を逃す悔しい結果となった。あれから約4カ月、徳山再登場となる原田がどんな走りを見せるのか目が離せない。
その他では3月の徳山ヴィーナスシリーズで優出6着に入ったばかりの清埜翔子や、02年に徳山でレディースチャンピオンを制した岩崎芳美、19年に徳山でクイーンズクライマックスを制した今井美亜、3月の福岡オールレディースで優勝するなど好リズムの川野芽唯、16年の徳山男女ダブル戦でV歴がある香川素子、今年3優出と底力を見せている大瀧明日香、徳山最近6節で3優出をマークしている落合直子らに注目したいところ。地元山口の片岡恵里、佐々木裕美、清水愛海らにも期待したい。


（データはすべて4月27日現在。カッコ内は所属支部）

山口127期の寺田空詩が4月の徳山戦で魅せた。5コースから鮮やかに展開をついてまくり差しを決め、3連単12万7670円の超高配当を提供。寺田にとってはこれがデビュー通算2勝目で徳山初1着となった。
寺田は今年に入って徳山はすでに3節出場。2月の「果子乃季バレンタインカップ」では節間8走で展示一番時計5本、3月の「ヴィーナスシリーズ」では節間9走で展示一番時計4本、4月の「トライアングルカップ」では節間6走すべて展示一・二番時計と、3節いずれも軽快な舟足に仕上げており、徳山でのモーター調整に手応えをつかんでいる印象だ。5月のオールレディースでも快速仕立てで高配当を演出するのか注目したい。


（データはすべて4月27日現在）