ボートレース徳山では7月9日から「西部発刊25周年記念 スポーツ報知杯争奪戦」が開催される。A1勢からは川北浩貴(滋賀)、原田幸哉(長崎)、菊地孝平(静岡)、竹田辰也(山口)、有賀達也(埼玉)、末永祐輝(山口)、菅章哉(徳島)、藤原啓史朗(岡山)、佐々木完太(山口)が参戦。ハイレベルな戦いが期待される6日間だ。
V争いは原田幸哉と菊地孝平の一騎打ちムードか。SG5冠の実績を誇る2人が頭ひとつ抜け出た存在だ。
原田は徳山通算6優出2V。21年に徳山周年で優勝したのも記憶に新しい。6月の徳山グラチャンではゼロ台スタートを連発するさすがの走りを見せたが予選30位と不本意な結果に終わっており、雪辱を果たしたい今節だ。
菊地は徳山通算7優出1V。21年の徳山周年で優出6着、22年の徳山周年で優出5着と近年安定して好成績を残している。6月の徳山グラチャンでは予選7位に入る活躍を見せるも、準優5着で優出はならなかった。今節は当地2回目の優勝に向けて突き進みたい。
この2強の争いに割って入りたいのは地元A1級トリオの竹田辰也、末永祐輝、佐々木完太だ。
竹田は前期勝率6.68で2期ぶりのA1級復帰を果たし、今期に入ってからは勝率7.83と勢いが加速中。徳山は今年すでに5節走って4優出1Vと好走が続いており、今節もV争いを沸かせる可能性大だろう。
末永は前期勝率6.34をマークする活躍。4期ぶりにA1級へ帰ってきた。佐々木は前期勝率6.41で2期連続のA1級キープに成功。徳山では意外にも優出歴がまだ1回しかないだけに、今節はV争いに加わりたいところだ。
その他ではまくり速攻で大暴れ中の菅章哉や、この翌節に児島オーシャンカップでSGデビューを控えている藤原啓史朗、徳山3Vの実績を持つ川北浩貴、前期勝率6.28で2期ぶりのA1級復帰を果たした有賀達也らに注目したいところ。
またA1勢以外にも徳山4Vの村上純(岡山)、徳山3Vの眞田英二(徳島)、徳山2Vの丸尾義孝(徳島)、勝野竜司(兵庫)、岡瀬正人(岡山)、徳山3節連続優出中の白神優(岡山)、徳山2節連続中の高橋正男(兵庫)など楽しみなメンバーがそろっている。


(データはすべて6月24日現在。カッコ内は所属支部)

いま若手で注目度急上昇中なのが静岡122期の若林義人だ。3月の浜名湖一般戦でデビュー初Vを飾ると、5月の福岡一般戦で早くも2回目の優勝をマーク。前期勝率5.68でA2級初昇格も果たすなど、いま勢いに乗っている25歳の新星だ。
若林はボートレーサー養成所時代にリーグ全6戦で4優出2Vをマークし、勝率7.44という122期トップの数字を記録。修了記念レースでは優勝戦1号艇でイン戦3着に終わってチャンプの座こそ逃したが、将来を嘱望される逸材だった。18年5月のデビューから約5年、その才能がいよいよ開花し始めている。
徳山前走となる昨年9月の「日刊スポーツ杯争奪戦」で優出2着の大活躍を演じたのも記憶に新しいところ。今節は原田幸哉や菊地孝平らとどんな勝負を演じるのか楽しみだ。


（データはすべて6月24日現在）