ボートレース徳山では7月18日から「日本トーター杯争奪戦」が開催される。男女混合の6日間シリーズにA1勢からは服部幸男（静岡）、芝田浩治（兵庫）、大場敏（静岡）、馬袋義則（兵庫）、佐々木康幸（静岡）、谷村一哉（山口）、前野竜一（山口）、向井美鈴（山口）、鶴本崇文（大阪）、松本晶恵（群馬）が参戦。梅雨明け間近の徳山で激戦を繰り広げる。
V争いを引っ張るのは地元の谷村一哉か。前期勝率6.75は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。谷村は徳山通算35優出9Vの実績を誇るが、当地優勝は21年3月の一般戦が最後。約2年4カ月間ほど遠ざかっている。近況も5月の徳山GWレースでは優出5着、5月の徳山一般戦「九州スポーツ杯争奪戦」では優出3着と、V争いを沸かせはしたが優勝には届かなかった。今度こそ頂点に立って徳山10回目の優勝を手にしたい。
地元山口のA1勢からは前野竜一と向井美鈴も登場する。前野は前期勝率6.45をマークして2期ぶりにA1級復帰。向井も前期勝率6.18で勝負駆けに成功して8期ぶりのA1級返り咲きを果たした。勢いに乗る2人がシリーズをかき回すのか。向井はこの翌節に津レディースチャンピオンを控えているだけにリズムを上げる一節にしたい。
遠征勢ではまず佐々木康幸に注目だ。徳山通算13優出5Vと当地相性抜群。幾度もこの水面で好走を演じてきた。佐々木は6月に宮島一般戦で優出2着、桐生一般戦で優出6着に入るなど近況リズム上昇ムード。持ち前のキレ味鋭い走りでV争いを賑わせそうだ。
その他では2月の東海地区選で優出2着に入るなどベテラン健在の服部幸男や、前期勝率6.69の活躍で2期ぶりのA1級復帰となった大場敏、徳山3Vの馬袋義則と徳山2Vの芝田浩治の兵庫勢、今年2Vをマークしている鶴本崇文、徳山2節連続優出中の松本晶恵らに注目したいところ。
またA1勢以外では6月のびわこ戦で今年初Vを飾った吉永則雄（大阪）や、20年の徳山G3企業杯と昨年7月の徳山ルーキーシリーズでV歴を持つ中村泰平（愛知）、3月の唐津戦で約2年4カ月ぶりの優勝を飾った乙藤智史（福岡）、6月の桐生戦で今年初Vを飾るなどリズムを上げてきた上村純一（群馬）らが楽しみだ。


（データはすべて7月2日現在。カッコ内は所属支部）

山口129期の寺田空詩は5月の徳山オールレディースで快走を連発した。4日目に5コースまくり差しを決めて3連単4万7570円の大穴を出すと、最終日にも再び5コースまくり差しを決めて3連単8500円の好配当を提供。地元ファンの前で成長した姿を見せた。
寺田は4月の徳山一般戦「トライアングルカップ」でも5コースまくり差しで3連単12万7670円の超高配当を出すなど、近況徳山で立て続けに好レースを演じている。今節の「日本トーター杯争奪戦」でも舟券のカギを握る存在となってくる可能性十分だろう。

（データはすべて7月2日現在）