ボートレース徳山のお盆レース「黒神杯争奪戦」が8月10日から開催される。A1勢からは江本真治（山口）、寺田祥（山口）、谷村一哉（山口）、前野竜一（山口）、向井美鈴（山口）、原田篤志（山口）、吉村正明（山口）、大峯豊（山口）、竹田辰也（山口）、森永隆（山口）が参戦。地元トップレーサーが多数登場して大激戦のシリーズとなりそうだ。
V争いの軸はもちろん寺田祥だ。6月の徳山SGグランドチャンピオンでは予選4位の活躍を見せるも準優3着で無念の敗退。今節は雪辱の思いも込めて優勝をめざしたい。徳山での優勝は21年10月の「BTS徳山開設12周年記念」が最後となっており、約1年10カ月ぶりの当地Vを狙う。また寺田はこの翌節にSGボートレースメモリアル出場を控えているだけに、リズムを上げる一節にしたい。
打倒寺田の一番手は大峯豊か。前期勝率7.41は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。大峯は昨年8月の徳山お盆レース覇者。優勝戦で2コース差しを決め、インの寺田を破って優勝している。今節は黒神杯2連覇をめざしてどんな戦いを見せるのか注目だ。大峯もこの翌節にはSGボートレースメモリアルに参戦するため今節は大事な一節になってくる。
谷村一哉は7月18日～23日に徳山戦「日本トーター杯争奪戦」を走ったばかり。そのときは準優3着で優出を逃すまさかの結果に終わっただけに、今節はきっちり勝ち上がりたいところだ。谷村もこの翌節はボートレースメモリアル。待望の今年SG初参戦を前にリズム上昇ムードを作りたい。
森永隆は6月の徳山戦「にっぽん未来プロジェクト競走in徳山」で優勝。当地8回目の優出で待望の徳山初Vを飾った。その後も7月の鳴門戦で優出2着に入るなど近況好調。徳山2節連続Vへチャンス十分だろう。
その他では徳山お盆レース2年連続優出中の原田篤志や、今期A1級復帰を果たした江本真治、前野竜一、竹田辰也らもV争いに加わってきそう。A1勢以外では6月の桐生戦で約1年ぶりの優勝を飾った長尾章平（山口）や、6月の徳山戦「KRY山口放送杯争奪戦」で節間オール3連対の活躍を見せて優出3着に入った田中辰彦（広島）らに注目したい。


（データはすべて7月22日現在。カッコ内は所属支部）

山口74期の江本真治は前期勝率6.44をマーク。2期ぶりのA1級復帰を果たした。そして今期に入るとさらにリズムアップ。6月の唐津戦で約1年9カ月ぶりの優勝を飾ると、その翌節の三国戦でも優勝して2節連続Vを成し遂げた。今期勝率は6.59という充実ぶりだ。
江本はこの徳山お盆レースを走った後、8月19日からの徳山企業杯「G3サッポロビールカップ」にも出場予定。徳山2連戦でどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。


（データはすべて7月22日現在）