女子レーサーたちの競演だ。ボートレース徳山では10月22日から「マクール杯争奪 徳山ヴィーナスシリーズ第14戦」が開催される。A1勢からは中谷朋子（兵庫）、田口節子（岡山）、細川裕子（愛知）、松本晶恵（群馬）、遠藤エミ（滋賀）、喜井つかさ（岡山）、高憧四季（大阪）が参戦。華やかな戦いを繰り広げる。
V候補の筆頭格は遠藤エミか。徳山では17年と21年のオールレディースでV歴。徳山通算7優出2Vをマークしており、当地5節連続優出中と好走が続いている。今年の遠藤は優勝こそ8月の津レディースチャンピオンの1回だけだが、記念戦線を主戦場として随所に見せ場を作る走りを披露。女子賞金ランキング首位を独走している。好相性の徳山で格上の走りを見せる可能性が高そうだ。
田口節子も徳山通算8優出2Vと当地好相性。09年女子リーグと20年ヴィーナスシリーズで当地V歴を持つ。田口は現在女子賞金ランキング10位で、クイーンズクライマックス出場当確へもうひと踏ん張りという状況。好相性の徳山で結果を残してランクアップを図りたい。
喜井つかさも楽しみだ。今年3月に行われた徳山ヴィーナスシリーズで優勝。1･2･1･2･1･2･1･3･1･1着のオール3連対Vを飾り、約6年8カ月ぶりの優勝に涙したのが記憶に新しい。当地参戦はそのとき以来で約7カ月ぶり。大会2連覇をめざす戦いに注目だ。近況も9月の江戸川ヴィーナスシリーズで優出するなどリズム上々なだけにチャンス十分だろう。
徳山相性なら中谷朋子も見逃せない。1月の徳山オールレディースで優出5着、3月の徳山ヴィーナスシリーズで優出2着に入るなど当地4節連続優出中。徳山の女子レースに限れば7節連続優出中という強さだ。中谷は現在女子賞金ランキング13位でクイーンズクライマックス出場権争いの渦中。大きな賞金を上積みしたい徳山ヴィーナスシリーズになる。
その他では17年に徳山ヴィーナスシリーズで優勝している細川裕子や、徳山7優出の実績がある松本晶恵、最近3節で2優出と好調な高憧四季らに注目したいところ。A1勢以外にも池田浩美（静岡）、佐々木裕美（山口）、魚谷香織（福岡）、塩崎桐加（三重）など楽しみなメンバーが揃っている。また今期2優出をマークしている薮内瑞希（岡山）、関野文（大阪）、實森美祐（広島）、大石真央（静岡）ら若手勢も侮れない。


（データはすべて10月7日現在。カッコ内は所属支部）

山口126期の野田彩加が9月の多摩川オールレディースで魅せた。予選で3･3･2･5･1･3着の好走を見せて17位に入る活躍。4日目に3コースまくり差しを決めて勝負駆けに成功する快走を演じ、自身初めての準優出を果たした。20年5月のデビューから約3年半、地道に積み重ねてきた努力がいよいよ花開こうとしている。
徳山はこれまで9節走って1着1本。5月のオールレディースで待望の当地初1着を飾っている。今節は白星を重ねて徳山初準優出を狙いたいところ。そしてデビュー初優出へ挑戦したい。


（データはすべて10月7日現在）