ボートレース徳山では1月6日から「創刊75周年記念 スポーツニッポン杯争奪戦」が開催される。A1勢からは川崎智幸(岡山)、秋山広一(香川)、谷村一哉(山口)、原田篤志(山口)、山本修一(岡山)、妹尾忠幸(岡山)、長岡良也(兵庫)、藤原啓史朗(岡山)が参戦。年始の徳山水面で熱戦を繰り広げる。
V争いを引っ張りたいのは谷村一哉と原田篤志の地元A1勢だ。谷村は23年8月に徳山お盆レースで優勝。寺田祥らを破って徳山10回目の優勝を飾ったのが記憶に新しい。しかし11月の徳山周年では2日目に途中帰郷という無念の結果に。そのとき以来となる約2カ月ぶりの徳山参戦で雪辱を狙いたいところだ。原田は12月の徳山戦「BTS田布施開設7周年記念」で優出3着の活躍を見せたばかり。1･1･6･3･1･3･3･5･2･3着の好走を演じてV争いを沸かせた。2カ月連続の徳山参戦となるだけに、今節は当地3回目の優勝をつかみたい。
遠征勢では藤原啓史朗に注目したい。前期勝率7.33は今節出場メンバーのなかで断トツの数字だ。23年7月のびわこG2秩父宮妃記念杯で8連勝パーフェクトVの偉業を成し遂げるなど大躍進中。24年はさらなる飛躍が大いに期待されている。徳山は通算4優出0Vでまだ優勝歴こそないものの、23年1月のG2モーターボート大賞で優出5着に入っており水面相性は良好。勢いを見せつけて徳山初Vを手にするのか。
秋山広一も楽しみだ。前期勝率6.56をマークして2期ぶりにA1級復帰。近況2期連続でイン1着率82%を叩き出すなど内寄りでの強さはトップクラスだ。また前期平均STがコンマ14とスタートの早さは健在。しかも17年7月のFを最後に約6年半もスタート無事故を継続中なのは特筆すべき点だろう。徳山は通算11優出1Vと相性上々。08年10月の一般戦以来となる約15年ぶりの徳山Vをめざす。
その他では11月の丸亀戦で約2年ぶりの優勝を飾るなど近況好調な妹尾忠幸や、56歳となっても前期勝率6.30と健在ぶり光る川崎智幸、徳山最近5節で3優出の山本修一、9期連続でA1級と安定感抜群の長岡良也らがV争いに加わってきそう。A1勢以外では20年に徳山マスターズリーグで優勝した岡瀬正人(岡山)や、徳山V歴のある馬袋義則(兵庫)、勝野竜司(兵庫)、中越博紀(香川)らに注目したい。


(データはすべて12月19日現在。カッコ内は所属支部)

山口124期の柳瀬幹太は23年10月の徳山ルーキーシリーズで魅せた。4日目8Rで豪快な6コースまくりを決め、3連単14万0800円の超高配当を提供。準優勝負駆けのレースで1着を奪って予選17位に入り、22年9月の下関ルーキーシリーズ以来となる約1年1カ月ぶりの準優出を果たした。準優は6号艇で5着に終わったが、見せ場を作る一節だった。
柳瀬はこれまで準優出が4回あるが優出はまだゼロ。着実に力をつけてきただけに、そろそろデビュー初優出を飾りたいところだ。


(データはすべて12月19日現在)