ボートレース徳山では1月15日から5日間シリーズの「BOATBoyCUP　A1選手 VS B級選手」が開催される。A1勢からは白水勝也（福岡）、武田光史（福井）、守田俊介（滋賀）、上平真二（広島）、萩原秀人（福井）、里岡右貴（福岡）、佐藤翼（埼玉）、井内将太郎（広島）、森永隆（山口）が参戦。ハイレベルな戦いが期待できそうだ。
V候補の筆頭格は佐藤翼か。前期勝率7.44は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。23年は16優出3Vをマークする活躍。年末にSGグランプリシリーズで優出5着に入る好走も見せたばかりだ。リズム良く徳山に乗り込んでくるだろう。徳山では通算2優出0Vでまだ優勝歴なし。古い話になるが12年に徳山での新鋭王座決定戦で優勝戦1号艇に乗るもフライングを喫した因縁の水面でもある。今度こそ当地初Vをつかみたい。
徳山相性なら守田俊介だ。当地優勝歴は実に6回。徳山の一般戦に限れば5節連続優出中・3節連続優勝中という圧倒的な強さを誇る。今節もV争いを引っ張る可能性大だろう。やや気になるのはブランクか。前期F2により長期のF休みがあり、この徳山戦が約4カ月ぶりの復帰戦になる。素早く実戦感覚を取り戻したいところだ。
上平真二と萩原秀人も徳山好相性。上平は当地21優出4V、萩原は当地12優出4Vという実績を持つ。上平は12月に大村マスターズリーグと児島一般戦で2節連続Vを飾るなど近況リズム急上昇中なだけに目が離せない存在。萩原は8月に徳山での「TYSテレビ山口杯争奪戦」で優勝しており、今節は当地2節連続Vがかかる。
迎え撃つ地元のエース格は森永隆だ。年始に徳山正月レースに出場予定で、約2週間ぶりの当地再登場になる。森永は6月に「にっぽん未来プロジェクト競走in徳山」で悲願の当地初Vをマーク。気迫の走りで地元ファンを沸かせた。今節も果敢に攻めてV争いを賑わせたい。
その他では徳山15優出1Vの実績がある白水勝也や、前期勝率6.89で2期ぶりのA1級復帰を果たした武田光史、アウト戦での高い3連対率が魅力の里岡右貴、当地前走となる6月の「にっぽん未来プロジェクト競走in徳山」で優出5着に入っている井内将太郎らに注目したい。

（データはすべて12月26日現在。カッコ内は所属支部）

山口90期の広次修は前々期に勝率5.46をマークして4期ぶりにA2級へ返り咲き。しかし前期は勝率5.37に終わり、A2級ボーダーまでわずか0.05届かずB1級降格となってしまった。
勝率ダウンの原因のひとつとなったのが「差し」だ。前々期は差しでの1着が6本あったが、前期は0本。差し切れず2･3着に終わるシーンが目立った。今期は差しの決定力アップが再浮上のカギとなってきそうだ。

（データはすべて12月26日現在）