ボートレース徳山では6月19日から「九州スポーツ杯争奪戦」が開催される。A1勢からは谷村一哉（山口）、妹尾忠幸（岡山）、安達裕樹（三重）、鶴本崇文（大阪）、中田元泰（香川）、小池公生（福岡）、藤山翔大（大阪）、山田祐也（徳島）、和田拓也（兵庫）が参戦。実力伯仲で混戦のV争いとなりそうだ。
シリーズを引っ張りたいのは地元の谷村一哉だ。4月の鳴門マスターズチャンピオンで優出4着の活躍を見せて勢いに乗り、その翌節には下関GWレースで寺田祥らを破って今年初Vをマーク。さらに5月の下関マスターズリーグでも優勝を飾るなど、近況一気にリズムを上げている。今節は徳山11回目の優勝を狙いたいところ。昨年8月のお盆レース以来となる徳山Vをめざす。
対抗一番手は山田祐也だろう。前期勝率6.76は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。今年ここまで13節走って7優出をマークする充実ぶり。特にインでの強さが光り、今年1コース1着率は89.5％だ。今節も内枠でしっかりポイントを稼いで勝ち上がってくる可能性が高い。徳山では当地前走となる昨年11月の一般戦で優出2着に入っている。今節は徳山初Vを狙うのみだ。
徳山実績なら安達裕樹。当地8優出2Vをマークしており、16年のG2徳山MB大賞で優勝、17年のG2徳山MB大賞でも優出3着と好走が目立っている。今節は当地3回目の優勝を虎視眈々と狙ってきそうだ。
その他では5月に3節連続優出をマークするなど好調な和田拓也や、徳山V歴のある妹尾忠幸、まくり速攻が魅力の藤山翔大、3月の徳山戦「くだまつ健康パーク杯争奪戦」で優出3着に入った中田元泰らに注目したい。
来期A1級復帰を決めている新田泰章（広島）と福島勇樹（東京）もV候補だろう。新田は前期勝率6.73、福島は前期勝率6.66で、これは今節出場メンバーのなかで2位と3位だ。また新田は昨年12月の徳山戦「防長交通杯争奪戦」で当地初Vを飾ったばかりで、福島は徳山優勝2回の実績を持つ。侮れない存在となってきそうな気配だ。


（データはすべて5月26日現在。カッコ内は所属支部）

山口93期の武重雄介は84年6月11日生まれ。この「九州スポーツ杯争奪戦」の直前に40歳の誕生日を迎える。不惑の年齢となった武重がどんな走りを見せるのか注目だ。
武重は前期勝率5.56でしっかりとA級をキープ。ただ前期は14節走って準優出が7回あったものの優出はゼロだった。昨年7月の戸田戦を最後に優出から遠ざかっているだけに、今節は優勝戦まで勝ち上がりたいところ。良い形で40代のスタートを切りたい。


（データはすべて5月26日現在）