ボートレース徳山のお盆レース「黒神杯争奪戦」が8月4日から開催される。夏恒例の一戦にA1勢からは寺田祥（山口）、谷村一哉（山口）、原田篤志（山口）、吉村正明（山口）、長尾章平（山口）、柳生泰二（山口）、大須賀友（愛知）、森野正弘（山口）、福田宗平（大阪）、小池哲也（大阪）が参戦。華やかな6日間となりそうだ。
V候補の筆頭格はもちろん寺田祥だ。寺田はこれが今年初めての徳山登場。昨年11月の周年記念以来になる。今年の寺田はここまで8優出1V。1月の下関周年で優出2着、4月の鳴門マスターズチャンピオンで優出3着、6月の蒲郡周年で優出5着に入るなど記念戦線で存在を見せ、賞金ランキング22位につけている。これからグランプリ出場権争いが熾烈になっていく時期だけに、お盆レースを制して弾みをつけたいところだ。
森野正弘は6月の徳山戦「楽天銀行杯争奪戦」で優勝したばかり。2･3･1･4･1･1･5･1･1着の活躍を演じ、今垣光太郎らとのV争いを制して頂点に立った。森野はこの優勝で勢いに乗り、大村ミッドナイトで優出6着、鳴門一般戦で優出2着、宮島一般戦で優出3着と好走を連発して4節連続優出をマーク。今期勝率7.47と自己ベストを大きく更新する数字を残している。今節は徳山2節連続Vを狙う戦いに注目したい。
遠征勢では福田宗平が見逃せない。6月の徳山戦「レノファ山口カップ」に参戦した福田は、予選を3･2･3･3･1･1･2着の2位で通過する活躍を見せ、準優で1コースから逃げ切って優出切符を獲得。そして2号艇で迎えた優勝戦では2コースから豪快にツケマイを決め、節間10走オール3連対で頂点に立った。福田にとってこれが約7年6カ月ぶりとなる通算3回目の優勝で徳山初Vだった。あれから約2カ月、徳山に戻ってくる福田が当地2節連続Vをめざす。
その他では昨年の徳山お盆レースで優勝している谷村一哉や、今年7優出2Vとリズム上々の柳生泰二、2期ぶりにA1級へ帰ってきた吉村正明、2月の住之江戦と6月のびわこ戦で優勝するなど好調な小池哲也、徳山最近5節で4優出の原田篤志、9期ぶりのA1級復帰を果たした長尾章平、昨年7月の徳山戦「日本財団会長杯争奪戦」に続く当地2節連続Vを狙う大須賀友らに注目したい。


（データはすべて7月19日現在。カッコ内は所属支部）

山口74期の江本真治は7月の徳山戦「日本財団会長杯争奪戦」で快走を披露。予選を2･1･1･3･2･1･2着のオール3連対でトップ通過し、5日目の準優進出戦で1コース逃げ、6日目の準優で1コース逃げを決めてポールポジションを手にした。しかし優勝戦1号艇で1コースから先マイするも、中辻博訓の4コース差しに屈して無念の3着。約22年半ぶりの徳山Vはならなかった。
あれから約1カ月、徳山再登場で雪辱を果たしたいところ。今度こそ02年1月の一般戦以来となる2回目の徳山優勝なるか。

（データはすべて7月19日現在）