ボートレース徳山では8月22日～27日まで「にっぽん未来プロジェクト競走in徳山」が開催される。A1勢からは飯島昌弘(埼玉)、横澤剛治(静岡)、石塚久也(埼玉)、竹田辰也(山口)、金子拓矢(群馬)、土屋智則(群馬)、中山雄太(愛知)、片橋幸貴(滋賀)、木村仁紀(滋賀)、仲道大輔(愛知)が参戦。強豪がそろって熾烈なV争いとなりそうだ。
シリーズを引っ張るのはもちろん土屋智則だろう。6月に尼崎で行われたSGグランドチャンピオンで優勝。自身2回目のSG制覇を果たした。土屋はその後も7月の児島一般戦で優勝するなど好調をキープ。今節も格上の走りを見せる可能性大だろう。徳山では昨年4月の一般戦で2･1･1･2･1･1･1着の快走を演じて当地初優出初Vを飾ったばかり。徳山2回目の優勝を狙う戦いに注目だ。
対抗一番手は片橋幸貴か。7月のG2江戸川モーターボート大賞で記念初Vをマーク。鮮やかな2コースまくりで栄冠を手にし、36歳で待望のタイトルをつかんだ。いま勢いに乗っているだけに今節も目が離せないところ。徳山は通算1優出0Vと相性いまひとつだが、今節はひと味違う走りを見せるかもしれない。
侮れないのは飯島昌弘だろう。今期6節走って4優出1Vと好調。7月のびわこ戦では石野貴之や平本真之ら強豪が参戦するなかオール3連対Vで優勝を飾った。51歳となった今なおその走りは健在そのものだ。徳山は通算6優出0Vでまだ優勝歴がないだけに、今節は当地初Vを狙いたい。
地元のエース格は竹田辰也だ。今年ここまで7優出0V。コンスタントに優出する活躍を見せているが、まだ優勝はないだけに今年初Vをめざしたい。徳山では最近10節で7優出2Vと好走が続いており今節はV獲りのチャンス十分だろう。9月にはG1徳山周年への出場も決まっているだけに弾みをつける一節にしたい。
その他では徳山5優出2Vの実績を持つ横澤剛治や、前期勝率6.58で4期ぶりにA1級に復帰した石塚久也、今年7優出をマークしている木村仁紀、7月の津戦で今年初Vを飾った金子拓矢、徳山V歴がある中山雄太、前期勝率6.32でA1級初昇格を果たした仲道大輔らに注目だ。


(データはすべて8月6日現在。カッコ内は所属支部)

山口126期の島川海輝が8月の住之江一般戦で魅せた。初日に5コースまくり差し、2日目に4コースまくり、3日目に3コース差しと豪快なレースを連発して予選をトップ通過。そして準優は1コースからコンマ06で逃げ、自身初の優勝戦1号艇でも1コースからコンマ04で逃げ切って頂点に立った。これで1月の下関戦と5月の桐生戦に続く今年3回目の優勝。昨年9月に児島戦でデビュー初Vを飾ってから1年間で4Vと優勝ラッシュを演じている。
島川は前期勝率4.93でB1級降格を喫したが、今期に入ってからは勝率6.58とリズムがV字回復。A2級復帰どころかA1級初昇格が狙えそうな状態だ。勢いに乗っている21歳の新星が徳山でどんな走りを見せるのか注目したい。


(データはすべて8月6日現在)