ボートレース徳山では8月30日～9月4日までの月またぎで「デイリースポーツ杯争奪戦」が開催される。男女混合の6日間シリーズにA1勢からは島川光男（広島）、吉田一郎（長崎）、平尾崇典（岡山）、伊藤将吉（静岡）、赤坂俊輔（長崎）、永田啓二（福岡）、里岡右貴（福岡）、渡邉和将（岡山）、佐々木翔斗（大阪）が参戦。巧腕ぞろいで激しいV争いとなりそうだ。
シリーズを引っ張るのは永田啓二か。今年ここまで9優出4Vをマークする活躍ぶり。3月のびわこ戦、5月のびわこ戦、6月の下関戦、8月の平和島戦とコンスタントに優勝を重ねてきた。今年の勝率は7.52で今節出場メンバーのなかで断トツの数字だ。10月の戸田ボートレースダービーでSG初出場を果たすことも決まるなど近況充実ぶりが光っている。徳山では過去6優出の実績があるものの優勝はまだゼロ。今節は当地初Vを狙いたい。来年3月には地元若松でSGボートレースクラシックがあるだけに、出場をめざして優勝回数を増やしたいところだ。
対抗一番手は赤坂俊輔か。今年ここまで21節走って10優出をマーク。3月の唐津G1ダイヤモンドカップでは約6年5カ月ぶりの記念優出も飾るなど底力は健在だ。徳山は通算9優出1Vと相性上々。16年12月の一般戦以来となる当地2回目の優勝を狙う。
渡邉和将にも注目したい。記念6優出1Vの実績を誇る渡邉だが、徳山は意外にも過去11節走って優出ゼロ。渡邉にとって全国24場のなかで優出歴のない水面は徳山だけだ。今節こそ当地初優出なるか。8月の下関戦で優出2着に入るなど近況リズム上々なだけにチャンス十分だろう。
若手では118期の佐々木翔斗が楽しみだ。前期勝率6.39をマークしてA1級初昇格。9月の桐生ヤングダービーでG1初出場を飾ることも決まった大阪支部期待の成長株だ。徳山では昨年10月のルーキーシリーズで優出したのが記憶に新しいところ。今節は当地2節連続優出をめざす。
その他では8月の尼崎戦で約3年2カ月ぶりの優勝を飾った島川光男や、前期勝率6.88でA1級復帰を果たした平尾崇典、6月の常滑戦で準パーフェクトVを飾った里岡右貴、前期B1級から今期A1級に戻ってきた吉田一郎、今年6優出1Vをマークしている伊藤将吉らにも注目したい。
女子レーサーも見逃せない。福岡レディースチャンピオンに出場した岩崎芳美（徳島）と向井美鈴（山口）や、攻撃力が魅力の土屋南（岡山）が登場する。


（データはすべて8月11日現在。カッコ内は所属支部）

山口125期の山崎祥は前期勝率5.70をマーク。デビュー9期目でA2級初昇格を果たした。しかし今期に入って勝率は4.85とリズム下降ぎみ。A級キープへ崖っぷちの状況となってきた。
この徳山戦を再浮上のきっかけにしたいところ。徳山では昨年11月の「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」で当地初優出（5着）を飾るなど近況好走が続いており、今節もV争いに加わるような走りを期待したい。


（データはすべて8月11日現在）