ボートレース徳山の開設71周年記念「G1徳山クラウン争奪戦」が9月24日から開催される。栄冠をめざして全国からトップレーサーが集結。激しい6日間となりそうだ。
地元の山口支部からは白井英治、寺田祥、谷村一哉、原田篤志、吉村正明、大峯豊、竹田辰也、長尾章平、柳生泰二、森野正弘が参戦。10人の精鋭で遠征勢を迎え撃つ。
地元のエース格は白井英治。徳山周年は08年と22年に優勝している。2大会ぶり3回目の頂点を狙う戦いだ。今年の白井は記念2優出0Vにとどまっており、賞金ランキングは現在43位。11月の地元下関SGチャレンジカップ出場へ黄信号が灯っている。この徳山周年で結果を残してランクアップしたいところだ。
寺田祥は20年の徳山周年覇者。5大会ぶりのタイトル奪還を狙う。8月の徳山お盆レースで優勝したばかりで準備は万端だろう。寺田は現在賞金ランキング28位。グランプリ出場をめざすうえでも大事な徳山周年になる。
その他にも16年徳山周年覇者の谷村一哉や、今期9節走って7優出1Vと好調な大峯豊、18年の徳山周年で優出2着の原田篤志、A1級復帰を果たした吉村正明と長尾章平、徳山G1初優出を狙う竹田辰也、8月の徳山お盆レースで優出2着の柳生泰二、今年2Vをマークしている森野正弘と地元勢は楽しみなメンバーがそろっている。
遠征勢ではまず菊地孝平（静岡）に注目だ。昨年11月の徳山周年で優勝。大会2連覇をめざして登場する。菊地は今年記念6優出2Vと好調で賞金ランキングは3位の好位置。勢いがあるだけにタイトル防衛の可能性十分だろう。
丸野一樹（滋賀）は昨年の徳山周年で優出2着。徳山は最近4節で3優出1Vと好相性だ。近況も9月のG2三国MB大賞で優勝するなどリズム上昇ムードなだけに目が離せない。
磯部誠（愛知）は昨年6月に徳山で行なわれたSGグランドチャンピオンで優勝。そのとき以来となる約1年3カ月ぶりの徳山参戦だ。SG初Vを飾った思い出の地で再び大暴れするのか。
その他では徳山周年でV歴を持つ辻栄蔵（広島）、魚谷智之（兵庫）、池田浩二（愛知）、坪井康晴（静岡）、笠原亮（静岡）、丸岡正典（大阪）、昨年の徳山周年で優出6着の片岡雅裕（香川）、昨年1月にG2徳山MB大賞で優勝した田村隆信（徳島）らに注目したいところ。また賞金ランキング10位の峰竜太（佐賀）、13位の上條暢嵩（大阪）、16位の松井繁（大阪）、17位の島村隆幸（徳島）、19位の吉川元浩（兵庫）らも必見だ。

（データはすべて9月8日現在。カッコ内は所属支部）

山口93期の長尾章平は前期勝率6.45をマーク。9期ぶりのA1級復帰を果たした。今期に入っても勝率6.54と好リズムをキープ。今期11節走って準優出9回と安定した走りを見せ、そのうち3回は優出している。
この勢いでG1でも大暴れしたいところだ。徳山周年を走るのは12年以来、実に12年ぶりで4回目。過去3回はいずれも予選落ちしているだけに今回はまず準優出をめざしたい。今年12月には40歳の節目を迎える長尾が、円熟味を増した走りで久々の徳山G1に挑む。


（データはすべて9月8日現在）