女子レーサーたちの競演だ。ボートレース徳山では10月6日から「日刊スポーツ杯争奪 G3徳山オールレディース」が開催される。A1勢からは田口節子（岡山）、廣中智紗衣（東京）、三浦永理（静岡）、魚谷香織（福岡）、関野文（大阪）が参戦。熱く華やかな戦いを繰り広げる。
V候補の筆頭格に挙げたいのは地元の佐々木裕美（山口）だ。8月に徳山ヴィーナスシリーズで優勝したばかり。1･1･3･1･1･5･1･3･1･1着と節間7勝のピンラッシュで頂点に立ち、2019年オールレディースに続く2回目の徳山Vを飾ったのが記憶に新しい。佐々木は7～8月に4節連続優出をマークするなど近況好調。勢いそのままに徳山2節連続Vを狙う。
徳山実績なら田口節子だ。当地通算10優出3Vをマーク。09年女子リーグ、20年ヴィーナスシリーズ、23年ヴィーナスシリーズで優勝している。近況の田口は2月の児島オールレディースで準優Fを切った影響で3カ月間の女子レース選出除外（5月10日～8月9日）となっていたが、一般戦回りでしっかり結果を残して今期勝率7.39とさすがの成績。リズム上々で徳山に乗り込んでくるだけに目が離せない。
近況の勢いなら三浦永理だ。今期12節走って10優出3Vという驚異的な強さ。今期勝率7.95は断トツの女子1位だ。徳山オールレディースは14年・15年に2連覇している大会。9年ぶり3回目の優勝を狙う。なお田口と三浦はこの翌節にSGボートレースダービー出場を控えており、弾みをつける一節にしたいところだ。
その他では今年オールレディース優出4回の廣中智紗衣や、古巣徳山で4優出1Vの実績がある魚谷香織、今期A1級初昇格の関野文らに注目したいところ。またA1勢以外にも19年に徳山でクイーンズクライマックスを制した今井美亜（福井）や、今期勝率6.65でA1級復帰濃厚な實森美祐（広島）、徳山優勝2回の中里優子（埼玉）と金田幸子（岡山）、7月の徳山一般戦で優出2着に入った山口真喜子（長崎）、まくり速攻が魅力の堀之内紀代子（岡山）、徳山6優出の大瀧明日香（愛知）、昨年3月の徳山ヴィーナスシリーズで優出している中谷朋子（兵庫）と清埜翔子（埼玉）、地元期待の片岡恵里（山口）など楽しみなメンバーがそろっている。


（データはすべて9月18日現在。カッコ内は所属支部）

山口126期の野田彩加は8月の徳山ヴィーナスシリーズで魅せた。初日に5コースまくりを決めて勢いに乗ると、5･1･1･2･2･1･4着で予選3位に入る大活躍。自身初の準優1号艇を手にした。しかしデビュー初優出へ期待が高まったものの、準優で1コースから無念の3着。悔しい結果となった。
とはいえ野田は今期勝率6.08をマークする急成長ぶり。これまでの自己ベスト（前期の4.78）を大幅に上回る勢いで、A2級初昇格どころかA1級さえ狙える状況にある。徳山オールレディースでは地元で再び快走を演じて雪辱の優出と勝率アップを果たすのか注目したい。


（データはすべて9月18日現在）