ボートレース徳山では10月26日～31日まで「にっぽん未来プロジェクト競走in徳山」が開催される。A1勢から上平真二（広島）、伊藤将吉（静岡）、金田諭（埼玉）、荒川健太（三重）、妹尾忠幸（岡山）、益田啓司（福岡）、山田雄太（静岡）、西野翔太（広島）、高野哲史（兵庫）、三浦敬太（東京）、前田篤哉（愛知）、中亮太（福岡）、藤原碧生（岡山）の13人が参戦。強豪ぞろいで大激戦は必至だ。
V候補の筆頭格は上平真二か。近況リズムを上げており、7月の住之江戦でオール3連対Vを飾って今年初優勝を手にすると、10月の蒲郡戦でもオール3連対Vをマーク。今期13節走って7優出2Vという充実ぶりで、今期勝率7.15は今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。上平は徳山相性も申し分なく、当地通算22優出4Vの好実績。今節もV争いを沸かせそうな気配十分だろう。
対抗一番手には藤原碧生を挙げたい。今年3月の浜名湖ルーキーシリーズでデビュー初Vを飾ったのを皮切りに、6月の児島戦、7月の若松ルーキーシリーズ、9月の下関ルーキーシリーズと立て続けに優勝。今年4Vと大ブレイク中で、来年のボートレースクラシック出場権も射程圏に入ってきた。徳山は過去3節走って1優出0V。当地初出走だった21年12月の一般戦でデビュー初1着を飾った思い出の水面でもある。勢いに乗っている岡山129期の新星が、徳山初Vをめざしてどんな戦いを見せるのか注目したい。
徳山相性なら妹尾忠幸が侮れない。6月の当地戦「九州スポーツ杯争奪戦」で2･1･3･3･1･3･4･3･1･1着の活躍を見せて優勝したばかり。徳山通算8優出2Vと好成績を残している。妹尾は今期勝率6.85と近況リズムも上々。9月に多摩川戦（優出2着）と鳴門戦（優出3着）で連続優出するなど好調な走りが続いている。徳山2節連続Vへ意欲十分だろう。
その他では今期勝率7.05の高野哲史や、徳山2Vの益田啓司と西野翔太、徳山1Vの金田諭と山田雄太、前期勝率6.27で4期ぶりA1級復帰の荒川健太、徳山前走で優出2着に入っている中亮太らに注目したいところ。
また今節は25年前期級別審査期間（24年5月～10月）の期末の時期でもあり、今期勝率6.25の前田篤哉、同6.22の伊藤将吉、同6.11の三浦敬太らはA1級勝負駆けになってくる可能性もありそうだ。


（データはすべて10月5日現在。カッコ内は所属支部）

山口98期の大田直弥は今期勝率が5.46。A2級ボーダー付近にいる。前々期は勝率4.91、前期は勝率4.94でB1級となっていたが、今期は3期ぶりのA2級復帰が射程圏だ。
今期の大田は100走して1着は10本にとどまるものの、2着が24本、3着26本としぶとく連絡みするレースが多数。2･3着率がちょうど50％だ（前期は2･3着率36％）。期末の徳山戦でも粘りの走りを見せて勝率アップを果たすのか注目したい。


（データはすべて10月5日現在）