ボートレース徳山では1月4日～7日まで「BOATBoy CUP」が開催される。4日間シリーズの男女混合戦にA1勢からは白水勝也（福岡）、清水敦揮（岡山）、赤坂俊輔（長崎）、濱崎直矢（埼玉）、山田康二（佐賀）、入海馨（岡山）、安河内健（佐賀）が参戦。短期決戦を制するのは誰だ。
V候補の筆頭格は山田康二だろう。前期勝率7.70は今節出場メンバーのなかで断トツの数字。今期に入っても11月の丸亀周年で優出4着、11月の唐津戦で優勝、12月の唐津戦で優勝と好リズムをキープしている。徳山では18年にSGグランドチャンピオンで優出5着に入るなど当地通算5優出の実績。しかしまだ優勝はないだけに、今節は徳山初Vを狙いたい。
対抗一番手は入海馨か。24年8月に芦屋周年でG1初Vをマーク。岡山支部の次代を担う28歳の注目株だ。徳山では21年ヤングダービーで優出5着の活躍を見せており水面相性に不安なし。2月の徳山G1中国地区選手権への出場も決まっているだけに、今節結果を残して弾みをつけたいところだ。
岡山支部からは清水敦揮も登場。徳山前走となる24年7月の「ニッカン・コム杯争奪戦」で白井英治らとV争いを演じて優出4着に入る好走を見せたばかりだ。清水も2月の徳山G1中国地区選手権を控えており今節は大事な一節になる。
近況リズムなら赤坂俊輔だ。12月に大村戦と鳴門戦で2節連続Vをマーク。大村では4コースから3勝をあげるなど豪快なレースを連発して優勝し、鳴門では節間オール3連対の安定した走りで優勝した。勢いに乗っているだけに目が離せない存在だ。
その他では徳山最近10節で5優出の白水勝也や、徳山前走で優出3着に入っている安河内健、最近7節で6優出と近況好調な濱崎直矢らに注目したいところ。A1勢以外では徳山3Vの馬袋義則（兵庫）と岡田憲行（大阪）、徳山2Vの芝田浩治（兵庫）と別府昌樹（広島）らがV候補に名乗りをあげてきそうだ。
女子レーサーでは小野生奈（福岡）が見逃せない。9月の常滑ヴィーナスシリーズで約3年ぶりの優勝を飾り、11月の多摩川ヴィーナスシリーズでも優勝するなど本来の力を取り戻してきた。徳山は通算6優出2Vと好相性で、15年一般戦と19年ヴィーナスシリーズでV歴。男子レーサーたちに割って入ってV争いをかき回す可能性十分だろう。


（データはすべて12月20日現在。カッコ内は所属支部）

山口100期の津田裕絵は前期勝率5.74をマークして2期ぶりにA2級へ復帰。5月の住之江男女ダブル戦で優出4着、6月の鳴門一般戦で優出3着に入るなど随所で好走を見せた。
今期は14期ぶりのA1級復帰を狙いたいところ。そのためにカギになるのはイン戦か。前期は1コースで19戦5勝の1着率26％と苦戦。前々期も27戦8勝で1着率30％と白いカポックで苦しんでいる近況だ。かつては1コース1着率71％（18年後期適用）をマークした実績もある津田だけに、本来の力を取り戻してA1級返り咲きを果たしたい。


（データはすべて12月20日現在）