ボートレース徳山では1月10日～13日まで「西部記者クラブ杯争奪戦」が開催される。4日間シリーズの男女混合戦にA1勢からは原田幸哉（長崎）、平山智加（香川）、松崎祐太郎（福岡）、桑原悠（長崎）、金子賢志（群馬）、河野大（徳島）、井本昌也（山口）、原田才一郎（福岡）が参戦。短期決戦で覇権を争う。
V戦線を引っ張る存在は原田幸哉だ。徳山では通算7優出2Vの実績を持ち、21年には徳山周年で優勝している。近況の原田は前期F2のため10～12月に60日間のF休みがあったが、復帰戦となった12月のグランプリシリーズで予選9位に入って約1年4カ月ぶりのSG準優出を果たすなどリズムに不安なし。持ち前の攻撃的な走りでV争いを沸かせそうだ。
平山智加は蒲郡クイーンズクライマックスからの転戦。25年シーズンの初戦を徳山で迎える。男女混合戦で7回のV歴を持つ平山だけにどんな戦いを演じるのか楽しみだ。徳山は過去9節走って4優出をマークしているが優勝はまだゼロ。男子強豪を打ち破って徳山初Vなるか。
地元のエース格は井本昌也だ。10月の芦屋戦で悲願のデビュー初Vを飾るなど勢いに乗っている。前期勝率6.59は自己ベストの数字。今期に入ってからは勝率7.17とリズムをさらに上げている近況だ。徳山では意外にもまだ優出ゼロ。当地前走となる11月の「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」では準優1号艇で3着に敗れる悔しい思いを味わっただけに、今度こそ徳山初優出をつかみたい。
その他では24年に12優出4Vをマークしている桑原悠や、前期勝率6.50で4期ぶりのA1級復帰を果たした金子賢志、徳山5優出1Vの松崎祐太郎、前期勝率6.44で2期ぶりA1級返り咲きの河野大、11月の福岡ルーキーシリーズで約1年ぶりの優勝を飾った原田才一郎らがV候補に名乗りをあげてきそうだ。
A1勢以外では徳山2Vの実績がある丸尾義孝（徳島）、大澤普司（群馬）、岡瀬正人（岡山）、24年に10優出2Vをマークした新田泰章（広島）、11月の徳山戦「中日スポーツ杯争奪戦」で優出6着に入ったばかりの澤大介（三重）、10月の芦屋戦で約6年ぶりの優勝を飾った菊池峰晴（群馬）、徳山2節連続優出中の角ひとみ（広島）らに注目したい。


（データはすべて2024年12月23日現在。カッコ内は所属支部）

福岡95期の藤崎小百合は約2年間の長期欠場を経て24年7月にカムバック。復帰直後からブランクをまったく感じさせない走りを見せ、9月の芦屋ヴィーナスシリーズで優出3着に入るなどたびたびV争いを賑わせている。前期は46走しかできなかったが勝率6.89の好成績。出走回数不足で現在B2級だが実力は間違いなくA1級レベルだ。
藤崎は通算67優出9Vの実績があり、18年にレディースオールスターで優出2着、22年にレディースチャンピオンで優出5着と女子ビッグレースでも結果を残している。25年シーズンではどんな活躍を見せるのか楽しみだ。


（データはすべて2024年12月23日現在）