ボートレース徳山では1月17日～22日まで「サンケイスポーツ杯争奪戦」が開催される。A1勢からは飯島昌弘（埼玉）、泥谷一毅（大阪）、北川潤二（愛知）、中田元泰（香川）、野口勝弘（愛知）、葛原大陽（徳島）、竹井貴史（福岡）、羽野直也（福岡）が参戦。V争いは混戦ムードとなりそうだ。
シリーズを引っ張りたいのは羽野直也だ。徳山は過去11節走って7優出3Vと相性抜群の水面。21年に当地でのヤングダービーを2･3･1･2･1･3･1･1着のオール3連対で制して第8代ヤング王者に輝いたのも記憶に新しい。羽野のこれまでの徳山成績を見ると、1コースで通算23戦22勝の1着率96％という驚異的な数字が目を引く。今節も鉄壁のイン戦を武器に勝ち上がってくるのか。羽野は昨年2優出0Vとまさかの大苦戦を喫し、年間賞金ランキング98位という失意のシーズンに。5月の若松戦を最後に半年以上も優出から遠ざかっている状態だ。今年は巻き返しの一年とするためにも、25年初戦となるこの徳山戦で結果を残して勢いに乗りたい。
竹井貴史は昨年14優出3Vをマークする活躍。年間1着90本、年間勝率7.05など数々の自己ベストを記録する飛躍の一年となった。今年は記念戦線での活躍も大いに期待できそうだ。徳山は最近4節で2優出1Vと相性良好。19年11月の一般戦以来となる2回目の徳山Vを狙う。
その他では前期勝率6.28で悲願のA1級初昇格を果たした葛原大陽や、昨年9優出2Vをマークするなど健在ぶり光る飯島昌弘、前期勝率6.42で2期ぶりA1級復帰の北川潤二、12月の丸亀戦で優勝するなどリズム上々の中田元泰、4期連続でA1級キープの野口勝弘、前期勝率6.19で13期ぶりのA1級返り咲きとなった泥谷一毅らがV候補に名乗りをあげてきそう。
A1勢以外では徳山2Vの吉田一郎（長崎）と前野竜一（山口）や、11月の徳山戦「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」で優出3着に入ったばかりの三川昂暁（福岡）、徳山V歴を持つ武重雄介（山口）、鈴木勝博（愛知）、加藤政彦（東京）らに注目したい。


（データはすべて2025年1月2日現在。カッコ内は所属支部）

山口117期の石川諒は前々期に勝率5.56の自己ベストをマークしてA2級初昇格。しかし前期は勝率5.25と伸び悩み、B1級へ逆戻りとなってしまった。
ただ前期は平均STがコンマ13という早い数字で、前々期（コンマ16）より一気にコンマ03も良化。7～8月にかけて実に39走連続でコンマ0台～10台の的確なスタートを決め続けるなど、スリットで後手を踏むケースが極端に減った。今期はこのスタート力の向上を着順に結びつけ、A2級復帰をめざしたいところだ。


（データはすべて2025年1月2日現在）