ボートレース徳山では12月18日から「防長交通杯争奪戦」が開催される。男女混合の6日間シリーズにA1勢からは三嶌誠司（香川）、江本真治（山口）、松下一也（静岡）、吉川喜継（滋賀）、麻生慎介（広島）、山口達也（岡山）、新田泰章（広島）、本多宏和（愛知）、渡邉和将（岡山）、尾上雅也（埼玉）、前田滉（愛知）が参戦。A1級が11人もおり大激戦のシリーズとなりそうだ。
吉川喜継は近況好調だ。9月以降は7節走って4優出と各地でV争いを賑わせている。徳山では08年に新鋭リーグでV歴。当地約15年10カ月ぶりとなる優勝を狙いたい。
徳山実績では三嶌誠司だ。当地通算12優出4Vをマーク。今年5月の徳山戦「住信SBIネット銀行賞」で守田俊介らとV争いを演じて優出2着に入ったのも記憶に新しい。55歳のベテランとなった三嶌だが、5月にG2桐生MB大賞で優勝するなどその力は衰え知らず。軽快な走りでシリーズを盛り上げそうだ。
その他では今年4Vをマークしている山口達也や、徳山3Vの実績を持つ麻生慎介、地元のエース格を担う江本真治、徳山最近3節で2優出の本多宏和、速攻力に定評がある尾上雅也、前期F2からの立て直しを図る前田滉らに注目したいところ。渡邉和将は意外にも徳山優出ゼロなだけに当地初優出を狙いたい。
来期A1級昇格を決めているのは石田章央（静岡）、川上剛（福岡）、一瀬明（東京）の3人だ。石田は前期勝率6.59の活躍で2期ぶりにA1級復帰。川上も前期勝率6.47で2期ぶりにA1級へ帰ってきた。一瀬は前期勝率6.19で勝負駆けに成功して2期ぶりのA1級返り咲きだ。この3人はいずれも徳山V歴を持っているだけにシリーズをかき回す可能性十分。特に川上は徳山4節連続優出中なだけに目が離せない。

（データはすべて11月28日現在。カッコ内は所属支部）

山口125期の山崎祥が11月末の徳山戦「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」で魅せた。予選を2･2･3･1･2･4着で突破すると、準優進出戦は2号艇で3着、準優は3号艇で2着に入って優出切符を獲得。21年11月に下関戦でデビュー初優出を飾って以来となる自身2回目の優勝戦進出で、待望の徳山初優出となった。優勝戦は4号艇で5着に終わったが、徳山のファンにインパクトを与える一節になったに違いない。
山崎は前期に勝率5.26をマークして自己ベストを大きく更新するなど近況伸び盛り。今期はA2級初昇格が明確な目標となってきそうだ。飛躍を始めた「23年徳山フレッシュルーキー」に今後も大注目だ。

（データはすべて11月28日現在）