ボートレース徳山では2月1日からくだまつ健康パーク杯争奪戦」が開催される。A1勢からは中田元泰(香川)、松尾祭(香川)、松井洪弥(三重)が参戦。その他にも郷原章平(福岡)、福田雅一(香川)、乙藤智史(福岡)、溝口海義也(福岡)らが登場し、7日間のロングシリーズで熱い戦いを繰り広げる。なお徳山は今節が終わると工事のため約3カ月間の休催となる。
中田元泰はG1優出5回の実績。昨年の四国地区選で優出2着に入るなどいつG1初Vを飾っても不思議ではない実力者だ。近況リズムも上々で、1月の丸亀正月レースでは片岡雅裕らとV争いを演じて優出3着の活躍を見せていた。大崩れの少ない走りで今節もV戦線を引っ張りそうだ。徳山では昨年8月の「TYSテレビ山口杯争奪戦」で当地初優出を飾って3着に入ったのが記憶に新しいところ。今節は徳山初Vを狙う。
松尾祭は前期勝率6.24をマーク。07年のデビューから33期目でついに待望のA1級初昇格を果たした。今期に入っても勝率6.23と上々のリズムを維持。今期はA1級キープが大きな目標となってきそうなだけに、一走一走が大事になってくる。徳山は過去20節走って準優出は4回あるが優出はまだゼロ。今節は徳山初優出をめざしたい。
松井洪弥は前期勝率6.26で2期ぶりにA1級復帰。前期イン1着率79%をマークするなど内寄りでの強さが光った。近況は勢いをさらに増しており、昨年11月~12月にかけて宮島戦(優出4着)、蒲郡戦(優出2着)、江戸川戦(優出4着)で3節連続優出を飾る充実ぶり。今期勝率6.50の好成績を残している。徳山は過去4節走って優出ゼロ。当地3節連続で準優敗退に終わっており、今節は優出の壁を打ち破りたい。
A2勢では郷原章平に注目したい。現在3期連続でA2級となっており、前期には4カ月間の出場停止も喫するなど苦しんだが、今期に入って勝率6.94と近況好調。A1級復帰へ突き進んでいる。徳山では約1年前の昨年2月に「果子乃季バレンタインカップ」で優勝した実績。今節は2回目の徳山Vを狙う。
その他では徳山4Vを誇る福田雅一や、昨年10月の徳山戦「中日スポーツ杯争奪戦」で優出したばかりの乙藤智史、今期2優出とリズムを取り戻してきた溝口海義也らが楽しみだ。


(データはすべて1月8日現在。カッコ内は所属支部)

山口84期の小林一樹は前期勝率5.70をマーク。2期ぶりにA2級復帰を果たした。前期平均STコンマ13とさすがのスタート力を披露。前期116走して6着が9本だけという大崩れの少なさが光った。この勢いで今期は4期ぶりのA1級復帰を狙いたいところだ。
小林は4月15日に45歳の誕生日を迎えてマスターズ世代に入る。来年からマスターズチャンピオンの出場資格を得ることになり、その選考期間は2月1日に開始。すなわち今節から戦いが始まることになる。G1切符に向けてスタートダッシュを決めたいところだ。


(データはすべて1月8日現在)