ボートレース徳山では6月21日～25日まで「トライアングルカップ」が開催される。A1勢から江口晃生（群馬）、山下和彦（広島）、飯島昌弘（埼玉）、森永淳（佐賀）、大峯豊（山口）、永田啓二（福岡）、宮崎奨（香川）、下出卓矢（福井）、高野哲史（兵庫）、金子賢志（群馬）、和田拓也（兵庫）と11人も参戦。強豪多数で大激戦のシリーズとなりそうだ。
混戦が予想されるなか、V争いを引っ張る活躍が期待されるのは地元の大峯豊だ。徳山通算40優出9Vを誇り、当地実績は今節出場メンバーのなかでもちろんナンバーワン。近況も3月のG2徳山モーターボート大賞で優出5着、5月の徳山GWレースで優出4着と当地2節連続優出中だ。大峯は今年まだ優勝こそないものの、今年の勝率は7.42と近況リズム上々。今節は地元の意地を見せて徳山通算10Vとなる節目の優勝をつかみたい。
遠征勢で目が離せないのは江口晃生だ。今年ここまで11節走って10優出1Vという驚異的な強さ。今年の勝率は7.49で今節出場メンバーのなかでトップの数字だ。今年2月に60歳の還暦を迎えたがその走りは健在そのもの。今年全レースで1、2コースに入るなど徹底した前付けで大暴れしている。徳山では通算8優出2Vの実績。15年の一般戦以来となる当地約10年ぶりの優勝を狙う。
永田啓二も楽しみだ。今年6優出4Vをマークする充実ぶり。3月の福岡戦、3月の尼崎戦、4月の唐津戦、5月の住之江戦とハイペースで優勝を重ねている。徳山は通算6優出0Vで意外にもまだ優勝なし。永田はすでに19場でV歴があり、まだ優勝がないのは江戸川、多摩川、浜名湖、三国、徳山の5場だけだ。ここで徳山初Vを飾って全場制覇へ一歩前進なるか。
その他では23年に「トライアングルカップ」で優勝している下出卓矢や、徳山前走となる1月の「西部記者クラブ杯争奪戦」で優出6着に入った金子賢志、今年2Vをマークしている飯島昌弘と森永淳、今年7優出1Vと好調な高野哲史、4月の福岡戦で自身5回目の優勝を飾った和田拓也らがV争いを沸かせそうな存在か。
A1勢以外では前期勝率6.43で2期ぶりA1級復帰を決めた竹田辰也（山口）や、1月の徳山戦「サンケイスポーツ杯争奪戦」で優出2着に入った中里英夫（群馬）、2月の「くだまつ健康パーク杯争奪戦」で徳山初優出を飾ったばかりの橋本英一（福岡）、2月の徳山レディースVSルーキーズバトルで優出して団体戦勝利に貢献した仲道大輔（愛知）らに注目したい。


（データはすべて2025年5月31日現在。カッコ内は所属支部）

山口84期の小林一樹が5月の若松戦で魅せた。予選を2･3･1着の3位で通過し、準優でただ一人1コース逃げを決めてポールポジションを手にすると、優勝戦では1コースからコンマ03のトップスタートで逃げ切り快勝。これが04年の宮島戦、17年の下関戦、24年の大村戦に続く通算4回目の優勝となった。
近況勢いに乗っているだけに、徳山での活躍も期待したいところ。徳山では通算8回の優出歴を持つがまだ優勝はできていない。徳山初Vへ機運は高まるばかりだ。


（データはすべて2025年5月31日現在）